事業譲渡とは？

　事業譲渡とは、会社全体ではなく事業のみを売買する方法です。事業すべてを譲る必要はなく、目的に合わせて事業の一部の売却も可能です。その事業の所有者のみが変わる手続きのため、売却後も会社自体は存続します。近年は事業承継の方法として事業譲渡を選ぶ中小企業、飲食店が増えてきています。しかし、事業に関わるすべての契約や権利を買い手に引き継がせるため、手続きはとても複雑でトラブルの火種になりかねません。そこで事業譲渡の工程を知り尽くしたアドバイザーが携わることで、円滑に手続きを進めることができます。

・飲食店、事業の売却をお考えの方

事業譲渡は従業員の引継ぎ・運営ノウハウの提供なども含まれ、対価はすべて現金で行われます。新規事業参入・事業拡大を目的とした買い手の需要は近年高まる傾向にあります。タイミングを見て事業を売却することで、新たな資金を得ることが可能になります。

 

【売却のメリット】

１．後継者問題の解決

　　高齢で後継ぎが見つからない場合、事業譲渡を行えば所有者が変わるのみでご自身で立ち上げた事業を存続させることができ、廃業を免れることができます。第三者への譲渡は一般的になってきています。

２．従業員の雇用の確保

　 社長の引退、不測の事態などで経営が困難になった場合、雇っている従業員は生活の基盤を失いかねません。そこで事業継承先を見つけることで、従業員の生活の確保ができます。優良な買い手を探すことで、雇用条件の悪化を防ぎます。

３．会社経営の選択

　事業の一部を譲渡することができるため、メインではない事業を切り離し、主事業に力を注ぐことができます。事業譲渡で得た利益を会社の新たな資金として、主事業の展開がより可能になります。

４．法人格（商号）の継続

　一部譲渡だけではなく、すべて売却した場合も、同じ商号を使って新しい事業を始めることができます。今持っている会社の法人格を継続して使いたいときは事業譲渡は有効な手続きです。

５．売却益の獲得

 

　アドバイザーと共にタイミングを計って好ましい時期に事業譲渡を行うことで、より高い売却益を得ることができます。引退後の貯金や新規事業の資金を得ることができます。