12月28日閉店!ラーメン

閉店

美和食堂

北海道札幌市西区西野3条7丁目5-10
昭和48年(1973年)オープン、以降46年間の営業を得て、2019年12月28日クローズ。
店主の姉妹の名前を1文字ずつとって「美和」食堂と屋号をつけました。
当初は料理上手のお姉さんがラーメンを作っていましたが、諸事情により妹さんである現店主が味を受け継いでいます。麺は琴似製麺現コトメンフーズさんから藤原製麺へ。姉妹だから味を簡単に受け継げるかと思いきや、簡単にいかず、試行錯誤する日々が続きましたが、お客さんのアドバイスにより、お姉さんの味と店主自身の美和食堂の味を作り上げていきました。大きな看板が台風でやぶれても、丈夫なのれんが際立つ美和食堂さん。親族に手伝ってもらいつつ、営業を続けていましたが、今年末をもって営業を終了し、予後を楽しむとのことです。

メニューは、

チャーハン 400円
ライス 130円
ライス(小)100円
みそ汁 70円
玉子スープ 100円
みそラーメン 450円
正油ラーメン 450円
塩ラーメン 450円
チャーシューメン 550円
お子様ラーメン 350円

かつ丼などの丼ものもありましたが、提供中止しております。

今のラーメンの値段からすると破格の安さ。これはオープン当初から値段を上げていないため。利益度外視で、客の笑顔を見たいためラーメン作りを続けてきました。
店に面した道路からは近所の小学生が登下校途中、店の中を覗いて、店主を見つけ、笑顔で話しかけてきます。毎日その子たちとのおしゃべりもお店のやりがいにつながっているそうです。このようにして、地域の安全も守りつつ、お客様のため、続けてきましたが、ご自身の年齢と体力の衰えにより、閉店します。

ラーメンの後継者もなく、建物の老朽化もあり、完全廃業となるため、二度と美和食堂さんの味に出会えなくなってしまいます。駐車は店に横付けで、もしくは周辺の駐車場を利用して、足を運んでください。

札幌市全体に言えることですが、ここ西区も高齢化が進んでいる街。4人に1人が高齢者という状態です。
美和食堂さんがある西野地区はお店はありますが、たいていの人は飲みに行くときは琴似周辺に行くのが現状。住宅街だからこそできる地域活性化というのもこれから街を作っていく私たちの課題なのかもしれません。

🔷🔷🔷🔷🔷🔷🔷🔷🔷🔷🔷

昨今、高齢化率の上昇に伴い、飲食店の閉店も高齢により引退という理由で増えてきました。店を閉めるには建物の管理会社への通知や、公共機関への届け出などが必要です。
そこで、簡単に閉店をするときに必要な届け出をまとめました。

① 大家さん又は建物管理会社へ解約届の提出。
建物が賃貸の場合、借りたときに受け取る「賃貸契約書」の中に、解約する場合の文言が載っています。たいていは契約時期間が定められ、解約を申し出ようと期間が満了するまで、閉店を決める決めないにかかわらず、家賃を払い続けることが多いです。また、解約予告は3か月前までなど、定められているので、閉店を決めるときは契約書をもう一度読み直すことをお勧めします。原状回復義務などもあるので、居抜き譲渡などを考えている場合は、解約通知をする前に専門の業者に相談してください。

② リース機材がある場合
基本はリース機材の所有権はリース会社にあるので、そちらの意向に従います。
ですが、残債が少ない場合、一括支払いで自分が所有する、その後売買や専門業者に買い取ってもらうことができます。そして、残債が多い場合は、満額まで払い続けるのが基本です。

③ 保健所への届け出
営業を始めるときに保健所への届け出をしているので、閉めるときも届け出が必要です。決まりでは、営業をしなくなったときから10日以内、とされています。

④ 消防署への届け出
たいていの飲食店は開業時に、造作工事が終わった後、「防火管理者選任届」「防火対象設備使用開始届」というのを届け出ています。(管理会社が届け出いる場合もあります。)
廃業した日を解任日として、届け出る必要があります。

⑤ 警察署への届け出
「風俗営業許可」をもらっている場合、閉店してから許可証の返納が必要です。所轄の生活安全課まで持参してください。返納しなければ、30万円の罰金が科せられます。

深夜酒類提供飲食店営業の開始届をしているお店は、閉店から10日以内に届け出てください。なお、こちらは罰則無しです。

⑥ 公共機関(電気・ガス・水道)
解約日を電話で告げるだけです。届け出なければ、そのまま基本料金だけでも請求されてしまいます。支払いをせずに放置しておくと、追徴金が発生するので、必ず電話してください。

⑦ 取引先各社への連絡
食材、お酒、備品各種の仕入れ業者へも連絡をし、支払時期や金額の確認を行ってください。

閉店というのは、身体状況による引退、売上低迷、それだけではありませんが、労苦を伴うものです。しかし、人間が生まれたから死ぬのと同じように、どんなお店も開店があって閉店があります。ですので、開店時に届け出たものは閉店の届け出を行うのが基本です。次のステップに進むために一つ一つ、確認して作業をこなしていきましょう!

報告する

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。