7月11日開店!カレー

カレーのスパイス

8CURRY(旧店名 エイトカリー35)

札幌市北区北35条西4丁目1-1 サトービル1F

7月にオープンしたエイトカリー35さん。今冬にお店の名前が「8CURRY」に変わりました。

【メインメニュー】
① コク旨カレー
鶏と豚を煮込んだ鶏白湯スープ。北海道産玉ねぎとオリーブオイルで仕上げる。
・コク旨ルーカレー 800円
・ダブルチーズとキノコカレー 970円
・オムレツカレー 970円
・手仕込みハンバーグカレー  1080円
・オリーブオイルで揚げた余市産麦豚カツカレー 1230円
・余市産麦豚の炙り角煮カレー 1230円

② こだわりスパイシーポークカレー
化学調味料、小麦粉不使用スパイシーカレー
余市産麦豚、北海道産玉ねぎ、人参、リンゴ、生姜、ニンニク入り。
オリジナルスパイスとギーで仕上げる。
・こだわりスパイシーポークカレー 1180円
・ダブルチーズとキノコカレー 1350円
・国産鶏塩唐揚げカレー 1400円
・オリーブオイルで揚げた素揚げ野菜カレー 1450円

③ パキスタン風無水カレー
北海道産鶏肉、玉ねぎ、スパイスを低温で煮出す。仕上げはスターアニス。

各カレーのあいがけ、トッピングも充実し、テイクアウトもできるカレー屋さんです。

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普段何気なく食べているインドカレーにネパールカレー。そして8CURRYさんでいただけるパキスタン風カレー。

ちがいとは何なのでしょうか。

カレーの食文化についてまとめてみました。

【カレーの歴史】
世界にカレーが広まったのは、イギリスのインド統治が要因です。1772年、初代インド総督ヘイスティングは、ガラムマサラをイギリスに持ち帰り、王室にライスカレーという形で紹介し、人気になりました。その後インド帰りのイギリス人が持ち帰るスパイスに目を付け、C&B社が初の複合スパイス・カレーパウダーを発売します。日本では明治4年アメリカ行きの船の中で渡航中の日本人が初めてカレーを食べました。翌年には料理の本で初めてカレーの作り方が紹介され、明治36年には初の国産カレー粉が発売。

【インド・ネパール・パキスタン各国のカレーの特徴と代表的なカレー】
インドの隣国パキスタンはカレーの内容は特に変わりなく、肉を多用するのが特徴。ネパールはインド系のカレー、チベット系のモモ(ネパールの餃子)といったように、インドとチベット両方の影響を受けています。スパイスはインドほど多くなく、味はマイルド。

① インド
★キーマカレー
キーマとは挽肉のこと。鶏肉で作るとあっさり、牛肉や羊肉でコクを出す。
★チョレー
ひよこ豆のカレー。ベジタリアン向けのカレー。
★チャンプ・マサラ
ラムチョップカレー。インドはヒンドゥー教徒が多いので、牛肉と豚肉よりも鶏肉か羊肉が使われます。
★ジンガー・マサラ
海老カレー。インド南部ではシーフードやココナツミルクを使います。バスマティライスで食します。
★アルゴビ
じゃがいもとカリフラワーのカレー
ベジタリアン向け。「アル」はじゃがいも、「ゴビ」はカリフラワー。
★パラク・パニール
ほうれん草とカッテージチーズのカレー。
チーズなど乳製品はベジタリアンの大切なたんぱく源。

など無数。

② ネパール
★アル・ベンタ・タルカリ
茄子とじゃがいものドライカレー。野菜のカレー炒め。
★ハリヨ・パトマス・コ・タルカリ
フレッシュ枝豆のカレー。
★ラト・ファルシコ・タルカリ
かぼちゃのカレー
など無数。

③ パキスタン
★ピンディ・カレー
ヒンドゥー教徒のベジタリアン料理。オクラとトマトを使ったドライカレー。
★ナルギシ・コフタス
パキスタンを代表する料理。卵入りミートボールカレー。おもてなしやパーティーに使います。
★コルマ
マトンカレー。マトンをヨーグルトで長時間漬け込み、じっくり煮込んだカレー。鶏肉や牛肉でも応用できます。

など無数。

なお、一つの大皿に数種類のカレーが小分けになってセットになっているものがありますが、インド(南インド)で食べられるものは「ミールス」、ネパールで食べられるものは「ダル・バード」という名前で一般的な定食が食べられます。

【スパイス】
バラエティに富んだカレーですが、特徴はなんといってもスパイスを多用すること。
主に以下の役割があります。

・辛味(コショウ・唐辛子など)
・色付け(ターメリック・サフランなど)
・臭み消し(ローリエ・クローブなど)
・甘い香り(カルダモン、シナモン、ナツメグ、八角など)
・苦い香り(クミン、フェネグリーク)
・酸味(タマリンド)
・爽涼感(レモングラス、キャラウェイ、フェンネルシード)
・香りと刺激(ガラムマサラ)

スパイスは
インド古来の伝統医学、アーユルヴェーダでは健康の基本は食事であると考え、今の自分の身体の状態から適した食材を使って、健康を維持しています。カレーは、スパイス豊富でそれぞれ消化促進、解毒、コレステロール値の調整、新陳代謝の活性化、神経痛など病気を治すものだったり、前述した、香りづけや肉や魚の臭み消しの役割を担っています。

基本知識があればカレーももっと楽しく食べられます。
不調をも治してくれるかもしれないカリー。もっともっと知りたくなりますね。

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